コラム系ブログ 匠の仕事~10年で一人前、大工の世界~

中嶋工務店の強みは何ですか?
もしそう尋ねられたら、それは間違いなく“中嶋工務店を支える職人の存在”と言いきることができます。

大工の世界は、“10年で一人前”と言われるほど、体で覚えた経験が活きる世界です。

木の性格を見ながらホゾ(木材同士を接合するための突起)のサイズを0.5mm単位で調節する技術。
木を見極める目。
10年以上の経験を持ち、そのなかでも腕の良い職人のみが許される『墨付け』の調整作業。

今回のブログでは、「すべては住む人のために」をモットーに、一棟一棟に本気で向き合う職人たちについてご紹介します!

 

木を見極める

人と同じように、木にも個性があることをご存じでしたか?
木は生えている方角や山の傾斜、伐採した時期により一本一本性格が違います。
一般的に無垢の木は、太る、痩せる、反る、ねじれるといった弱点があげられますが、これらのデメリットは木の性格を見極め適切な使い方をすることで解決できます。

木の特徴を活かして、どの部分にどの木をあてがい、どう組み合わせるのか・・・
木目を読み、クセを知ってどちらにねじれやすいのかなどを計算し、配置をしていくのはまさに匠の技
緻密な計算があるのとないのとでは、仕上がりは大きく異なり住み心地にも影響します。
中嶋工務店は代表自身、寺社仏閣を手掛ける宮大工の経験があり、代表を筆頭に選りすぐりの腕利きが自分たちの技術と誇りをかけて木に向き合っています。

   

職人がつくるのは“お孫さんの代まで住める家”

中嶋工務店が思う良い家の姿。それは、“古き良き日本の伝統と新しい技術を兼ね備えた家”だと考えています。
木造住宅の寿命はおよそ30年と言われていますが、実は扱う建材や施工方法によりその寿命は80年、90年と延ばすことができるのです。

たとえば、家の骨組みに使われる構造材のヒノキは、伐採後200年~300年の間に2~3割強度が増すことがわかっています。
その後強度は緩やかに劣化。しかし、1500~1600年経っても伐採時の強度を維持するというのですから驚きます。
実際に岐阜県の白川郷や福島県の大内宿は、江戸から明治にかけて建てられた建造物ですが立派に現存し、法隆寺の五重塔は建立から1300年以上が経っています。

中嶋工務店では、寿命の長い無垢材を使用するのはもちろんのこと、職人は建設時期や木の性格をみてホゾやアリ(木材を接合するための突起)のサイズを0.5mm単位で調整
一年中ガッチリと組み合わさる状態に加工することで、強度の高さを生み出します。
とぎすまされた熟練の技が同居したこの工法は、技術が確かであり、また経験がなければ不可能とも言えます。
この圧倒的な技術は、多くのご家族が感動されるところでもあり、私たち中嶋工務店の財産でもあります。

お孫さんの代まで住み続けられる中嶋工務店の家。
本物の技巧、細部に宿るこだわり、家づくりにかける想い。職人たちの存在こそが中嶋工務店を支える唯一無二の強みです。

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~手仕事の証。すべては住む人のために~
福井県坂井市の地域密着型工務店

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